プログラミング教育

2016.08.28
福島の子どもたちとプログラミングワークショップ!

CANVASが推進するプログラミング学習プロジェクトPEGページより転載。

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福島の子どもたちとプログラミングワークショップ!
8/19、STEM教育プロジェクトで協働しているSalesforce.comさんのオフィスに福島県飯館村、南相馬市の約20名の小学生がやって来ました!

今回のイベントは、Salesforce.comさんと「つぼみプロジェクト(※)」による共同開催で、
CANVASは、Hour of Codeのアシストとして参加しました。
子どもたちは、セールスフォースへの入社試験という設定のもと、Hour of Codeに取り組みました。

まずは、タブレットなどを使わない“人間プログラミング”で命令する感覚をつかみます。
前に2人出てきてもらい、1人はロボット役、もう1人は命令を出す役となります。
ある場所までロボット役の人がたどり着けるよう
「前に進む」「右にまがる」「左にまがる」など命令を出していきます。
簡単なようで、出した命令のままでは部屋の中にある椅子にぶつかって前に進めなかったり、
どれくらい前に進むか伝えないとずっと前に進んでしまったり、
目的地まで行ってもらうための命令を出すには
具体的に伝えることが必要であることをみんなで実感しました。

そして、いよいよ初めてのHour of Codeです。
一人ずつ時間内にどこまで進めるかを体験しました。
こちらが逐一丁寧に教えなくても、子どもたちはゲーム感覚でどんどん進めていきます。
Hour of Codeが自学自習に適したツールであることを改めて感じた瞬間でもありました。

そのあとは入社試験!
ただ、今回は個人戦ではありません。
班の全員がある面をクリアすれば合格!というルールのもと先にできた子は途中の子に教えるなど
子ども同士で助け合う姿が見られました。

そして制限時間内に無事に全員合格できました。

試験が終わると
なんと・・・
「セールスフォースへの入社おめでとう!」という言葉と共に
本当に小出社長が登場され、お話をしてくださっていました。
ご自身がどのような子ども時代を過ごしたか、
今の仕事につくまでの経緯、
働くこととは、など。
中でも
「大きな夢を持とう。
 新幹線に乗っていると、目の前にある小さなものは
 すぐ通り過ぎてしまってよく見えないけど
 富士山はよく見えるよね。
 大きな夢は、毎日の生活を送っていても
 けっして見失うことがない。
 だから大きな夢を持ってください。」
というお話が印象的で
子どもたちも食い入るように話を聞いていました。

入社試験の最後には全員が合格した証として
Hour of Codeのステッカーが配られました。
我々CANVASが参加したのはここまででしたが、
そのあとは、班ごとに「山」「果物」「市街地」「田んぼ」とわかれ
福島の特産品や東京で盛んな仕事など地域の特色を盛り込んだ設計図を作る
ワークショップが行われました。

当日の様子は「つぼみプロジェクト」のTwitterにも一部掲載されています。
https://twitter.com/ROJE_edu/status/766446089805307904?lang=ja
https://twitter.com/ROJE_edu/status/766483905029427200?lang=ja

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※「つぼみプロジェクト」とは?
福島県飯館村では、原発事故の影響で住民の就業率が低下したこともあり、子供たちが将来就業することのイメージを持ちづらくなることが懸念されています。「つぼみプロジェクト」は、飯館村の子供たちを東京に招待し、大学生との交流や企業の見学を行うことで子供たちに将来の仕事について考えるきっかけとして支援することを目的としています。
http://kyouikusaikou.jp/activity/tsubomiproject/

Salesforce.comは、「つぼみプロジェクト」に賛同し、このプロジェクトに参加する飯館村の小学生約20名をSalesforce.com東京本社オフィスに招待します。そこでSTEM(ステム)教育(科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、そして数学(Mathematics)の分野を統合した理数系教育)として、子どもたち向けにプログラミングのワークショップを行い、テクノロジーによる社会課題の解決について考えるきっかけを提供します。また、社員との交流やオフィスの見学を通じて、子どもたちが将来就業することをイメージできるようにサポートします。