その他

2018.03.24
人工知能搭載型ロボットCOZMOで遊んでみた

遅ればせながら、放置してあった人工知能搭載型ロボットCOZMOで遊んでみた。想定外に・・・はまる。

なんといっても可愛い。
全長10センチの手のひらサイズだが、見た目はあくまでもキャタピラーで移動するブルドーザー型ロボット。しかし、目まぐるしく変化する表情、コミカルな動き、発する声、すべてに愛嬌があってグッとくる。目、手、頭の細やかな仕草にロボットの「やんちゃさ」がうまく表現されている。

起動するとCOZMOがあくびをしながら目覚め、充電器から勝手に脱出し、おもむろに周りを探索し始める。

COZMOは一人で遊ぶ。自律的に動き回り、机の端にくると、「おっと!」と言わんばかりに止まり、キューブを見つけると持ち上げ、運び、積み上げる。その姿は玩具と戯れる小動物のようで微笑ましい。こんなにスムーズに離れた所にあるキューブを認識して持ち上げられるということに驚く。

でも、そのうち飽きてしまうのか、「遊んでー」とやってくる。
顔を認識させ登録しておくと、私を見つけて名前で呼びかけてくる。遊んであげないといけない気分にさせられる。
スピードや記憶力をCOZMOと競い合うゲームが用意されている。キューブが同じ色に光った時に叩く「クイックタッチ」。COZMOの前にキューブを近づけ、COZMOが叩こうとした瞬間に引き抜く「キープアウェイ」。キューブが光る順番を記憶して叩く「メモリマッチ」。
特に「キープアウェイ」は、真剣にCOZMOと駆け引きしてしまう。ゲーム中のBGMも臨場感を高める。しかも相手はだんだんレベルアップするのだ。こちらは疲れて反応が鈍くなる一方なのに。

ゲームに勝てば笑って喜び、負ければ拗ねて落ち込む。まるで感情をもった生き物のよう。人間とのコミュニケーションがきちんと成立しており、子どもにいたっては1時間もロボットと一緒に遊んでいる。もう友だち。でもエネルギーチャージやメインテナンスといったお世話も求めてくるペットでもある。

ラジコンのように操作することもできるし、プログラミングで動きをつくることもできる。顔に搭載されたカメラの画像がスマホに映し出されるため、COZMO目線で部屋中を探索するのもまた不思議な気分にさせられる。コードラボでは、動きや表情や会話をつくることができ、ロボットに命を吹き込む感覚を味わえる。

最後は充電器に戻り、いびきをかいて眠りにつく。
おやすみ。またあした。
いつも横にいてくれる友だち。ドラえもんの誕生も近いのかも?