その他
- 2020.09.30
- 母とテレワーク
シルバーウィークに両親と夕ご飯を食べていたら、
「最近よく聞くテレワークっていうの?私は1982年からその「テレワーク」っていうのをしていたわ。」と母。
子育てとの両立のために出した条件を上司が飲んでくれて、プログラマーとして自宅で仕事をしつつ、必要な会議とバグをとるときだけリアル出勤する日々だったという。確かに私が子どもの頃、母はいつも家にいました。
仕事内容を聞くと、言っちゃいけないんだけどと家族しかいないのに小声になりつつ、主に官公庁からの受託でのシミュレーターを作っていたらしい。もちろんその一部だけどね!と。
そして嬉しそうに語っていたのが、父の工場で働く1000人以上いるパートの内職さんの精算が大変そうだからと自動処理できるプログラムをつくったら仕事が大幅に効率化されたと事務員さんからも銀行からもとても感謝されたっていう話。1985年かな?
その話を聞いた他の会社からも依頼がきてカスタマイズして提供していたそう。これは単に個人として受けていた仕事。
「いわゆる会計ソフトみたいなもの?」と聞くと「そんな大層なものではなかったかもしれないけど、でも市販されているものがその時はなかったから」と。本当になかったかは不明だけど。
「2000年問題の時はドキドキしたわぁ、何も起こらなかったけどね!」と続ける母(*^^*)
いつもニコニコして穏やかで、料理と手芸が大好きで、いつも家にいるので子どもの頃は専業主婦なのかと思っていた母が、そんな不安を抱えながら2000年を迎えていたなんて初めて知りました。
プログラマーとしてテレワークで子育てしながら働いていたって実はけっこう先駆的だったんじゃないの?まったくもってそんな風に見えないけど!
ひとまず大量の馬刺しを食べた。