超教育協会
- 2018.10.25
- 超教育協会第2回AI×教育WG
今日の午前中は超教育協会第2回AI×教育WG。
前回のWGにて中国国務院がAI教育を国家戦略に位置づける発表したという話を受け、DeNA China CEO 任宜さんに「中国教育ビジネスにおけるAI活用」についてお話を伺った後、アイデアソンを実施しました。
詳細は別途レポートしますが、任さんのお話とアイデアソンメモ。
■中国教育ビジネスにおけるAI活用
・中国のK12教育市場はここ6年で3倍に成長。2017年は12兆円。
・オンライン教育市場は20%以上の成長率を維持し、2108年は6兆円。
・IT化での取り組み
-オンライン化(1対Nの授業を拡張)
-データ化(データ蓄積・分析による教育手法の最適化)
・AI化での取り組み
-AI教師(アダプティブラーニング)
-AIアシスタント(画像・音声認識による自動データ取得)
・AI教師の具体成功例はYixue。1300校以上の塾に導入。100都市で実証した結果、授業前後で教師の場合1.7点UP、AI教師の場合5.4点UP。
・AIアシスタント具体例としては外国語学習や宿題支援が多い。宿題支援人気1位のアプリは月間アクティブユーザー数7763万人。
・大都市で既に普及し始めているのはテスト採点IT化と教室IT化。
・一部学校で導入顔認証導入(動き分析・表情分析):顔認証で出席管理。授業中の行動(読む、書く、伏す等)、表情(悲しい、嬉しい等)検知。
■アイデアソン。
多久市の横尾市長、COMPASS神野社長、東京学芸大松田副学長、ウェブリオ辻村代表、毛利靖校長、私塾会山田代表、NICT岩爪室長が各グループのファシリテーターという豪華なアイデアソンでした。
全体ファシリテーションはエクサウィザーズ遠藤役員にお願いをし、リクルート次世代教育研究院小宮山院長とともに企画しました。
各グループからあがったアイデアもユニーク。
学校丸ごとデータ化、学習過程を全動画記録、職員室定点カメラ設置。
紙中心からデジタル中心の教室へ移行、時間割の個別化、ベストプラクティス検索ツール。
AIコールセンター、モンスターペアレント対応AIロボット。
学校・家庭・地域連携プラットフォーム構築。
入試全廃、センシングによる知覚と行動の認識。コンピテンシー分析とそのレコメンド。
などなど。
こちらも後日レポートします。