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2019.07.06
NTT「スポーツ観戦の再創造展」

NTTのスポーツ観戦の再創造展に行ってきました。

障害の有無にかかわらず誰もが楽しむことができる新たなスポーツ観戦法をテクノロジー・アート・デザインの力によって再創造している展示です。

「触覚でつながるラグビー」。
選手の動きに合わせて振動し、光るラグビーボールを手にしながら観戦。
ボールを手にしているチームの色にボールが変化。観戦者の様子もスクリーンに映し出され、周りの人の一体感も生まれます。

「手のひらで感じるテニス」
小型テニスコートテーブルに手をのせると、打球のインパクトを手のひらで感じることができます。
映像と音と触感でテニスを堪能。

「柔道の翻訳」
翻訳者2名が試合中の2人の動きに合わせて手ぬぐいを引っ張りあう。その動きや強さの表現を中央にいる視覚障がい者に伝える。
柔道の試合と関係なく楽しい。

 
「多感覚観戦の再創造」
ゴムホースでつながった柔らかいボールを握ると他者のボールが膨らむ。興奮を伝達できる。
これまで視覚と聴覚に頼っていたスポーツ観戦に触覚情報を追加することで新たな観戦法の再創造へのチャレンジとのこと。

そして「Kirari」!
複数台の4Kカメラの映像をリアルタイムに合成した超ワイド映像により、まるで実際のスタジアムで観戦しているような臨場感溢れるど迫力の映像を堪能してきました。
スクリーンの前でこんなに左右に目を動かして観戦することはないので、これまでとはまるで違う視聴体験!

 
会場では、NTT渡邊淳司博士に案内頂きました。
NTTと東京工業大学が推進する「スポーツ・ソーシャル・ビュー」では、スポーツの中で起きていることを言語で伝達するのではなく、スポーツの本質を見出し、身体を通じた新たな出来事としてそれを表現し、共有することにチャレンジしているとのこと。
「スポーツの本質を目ではなく身体感覚で”見る”試み」なのだそうです。
そしてじゅんじさん、ドミニクさん、緒方さん他みなさんによる新刊も頂き・・・ありがとうございます!