プログラミング教育
- 2019.10.03
- グッドデザイン賞2019 私の選んだ一品:ゲズンロイド
グッドデザイン賞による審査員が選んだ「私の選んだ一品2019展」ですが
私は「ゲズンロイド」にしました。
ゲズンロイドはベスト100にも選出されています。
https://www.g-mark.org/award/describe/48539
私のコメントです。
身の回りのモノを切って、貼って、つないで新しい生き物をつくる。
それだけでも心躍る時間。
きっと子どもたちはその生き物が住む世界に思いを馳せるでしょう。
どんな歩き方をする?つっついてみたらどんな反応をする?
そんな妄想を形にしてくれるのがゲズンロイド。
キューブ型のロボットに紙で作ったオリジナル生物をつけることで、あなただけの動く生命体が作れるのです。
連動して動く2台のロボットをうまく使うことで、しゃくとり虫のような動きや、二足歩行の動きなどを実現していく。
ロボットに埋め込まれた各種センサーを使うことで、モノを挟んだり、追いかけっこをしたり、攻撃をしたり。あなたの動きにも反応してくれる。
生物らしい、いや妄想の生物らしい愛嬌のある動きが生まれていきます。
つくるのがロボットではなく生物というのがそそられる。
「デジタルものづくり」ではなく、「動く紙工作」なのです。
作った生き物を動かしてみて、その動きをみてまた新しい生物をひらめいて。
発明が連鎖する。
身の回りのモノを切って、貼って、つないで新しい生き物をつくる。
コンセプトはもちろんのこと、アナログとデジタルの融合の仕方、好奇心を刺激する演出、命を吹き込む動きのデザイン、ネットを活用した展開手法など、すべてが秀逸な作品です。