超教育協会
- 2020.01.14
- 第1回超学校公開WG
明後日は第1回超学校公開WG。開成柳沢校長、APU出口学長、KMD稲蔭学科長、iU中村学長、中央大岡嶋教授、ゼロ高内藤校長、N高佐久間様等と議論します。
サドベリー・バレー・スクール創設者による本「Free at Last」。私は改訂版を読んでいたのですが、1996年に刊行された初版邦訳タイトルは「「超」学校」だったのですね。
「クラス」も「教師」も「学年」もない。「学科」も「時間割」も「チャイム」も「評価」もない。
1968年にマサチューセッツ州に設立されたサドベリースクールは、まさに「超学校」。
この学校の信念は「人間とは生まれつき好奇心を持つものである」とうこと。
学びたいことを自分で決める。
標準カリキュラムは思考をコントロールする試みにすぎないと一蹴する。
学びたいタイミングで学ぶ。
結果として年齢ミックスだから自然と教え合い学び合う。
学びたい方法で学ぶ。
本やコンピュータを活用した個別学習で済む場合もある。自分だけでの学習では困難な場合、複数人が集まり、クラスが成立する。手助けをしてくれる先生は子どものときもある。プロに弟子入りして学ぶ派遣徒弟制度もある。
評価はしない。
目標は自ら定める。自分自身が最も到達度を理解している。
サドベリースクールにあるのは、子どもたちの好奇心に始まり好奇心で終わる活動のみ。
学校が提供するのは学習リソース。大事なのは子どもたちがなにをtakeしたいかであり、先生がなにをgiveしたいかではない。
学校の運営も、ルール決めや予算配分など、子どもたちも含めて全校集会によって進めらるため、「デモクラティックスクール」とも呼ばれます。
自由こそが子どもたちに責任を教える鍵。
ここで学ぶのは自由で自立した人間になる術なのです。
では超学校WGでお会いしましょう^ ^
https://lot.or.jp/wp/report/1361/