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2020.03.16
NHK中央放送番組審議会:一斉休校対応とNHKプラス

先月をもって、NHK中央放送番組審議会委員の任期(2年)満了だったのですが、2期目もつとめることになりました。

私が本日取り上げたテーマは3つ。「一斉休校対応のコンテンツ特別編成」、「NHKプラス」、「大家さんと僕」。
全国の一斉休校を踏まえ、Eテレ、総合テレビ、衛星波、ラジオ、インターネットで、在宅の児童生徒向けコンテンツを特別編成がなされましたが、コンテンツの量、そして対応の迅速さが際立っていたと思います。様々なデジタル教育に取り組む企業が教材・コンテンツの無償提供を始めましたが、まだまだ子どものネット環境が整わない中で、すべての子どもたちの学びの機会の継続を考えると現時点ではテレビによる放送が最も効果的であり、NHKの対応は素晴らしかったと思います。休校発表直後から、過去の番組公開等の要望が数多く寄せられたのを踏まえた対応だったそう。
学習面のサポートのみならず、運動不足対策番組、卒業式コンテンツなど、いま子どもたちや保護者、学校が抱えている困難や感情に寄り添った企画が多数あった点も良い!学習面に関しては、NHK for schoolで特に未履修の単元を全国の先生方と連携して学年ごとにプレイリストとして示しているのも良い!そして家に引きこもりがちないま、「おうちで学ぼう」だけではなく「みんなと学ぼう」企画を立ち上げ、お互いに学び合う場を設けたのも良い!そしてこのタイミングでNHKプラスでみることができるのも良い(*^^*)
ぜひ引き続き、休校対応に追われる教育委員会や学校、そして子どもたちや保護者のサポートをお願いしたいです。

そして、コロナをきっかけに恐らくオンライン教育が急速に進むと思いますが、これまでテレビの教育的効果の検証をNHKが牽引してきたように、オンライン教育に関しても効果検証のためのデータ収集など日本の教育を一歩進める後押しを期待しています。(そして色々と前向きな回答を頂きました。)
なお、NHKプラスは、BBCにおくれること12年。使ってみると便利ですね~。
今後、すべてのチャンネル、すべての時間帯に広げてほしい。将来的にはネットのほうが中心になる可能性もあるという前提で、準備をしてほしいデス。