City&Tech
- 2020.06.23
- City&Tech「アフターコロナの街づくりについて」
City&Tech アフターコロナの街づくりについて。
昨日は「エンタメと街」。エンタメといっても映画、演劇、お笑い、ゲーム・・・様々ですが今回は「音楽と街」ですね。
議論したかったことは「街と音楽」、「街とライブイベント」です。
音楽が街に果たす役割は?音楽と都市はどういう関係にあるのか?街におけるライブイベントの役割は?今後それらはどうなる?
登壇頂いたのは、スペースシャワーネットワークの近藤正司社長と案納俊昭取締役、日音常務取締役の稲井英一郎さん、アーティストコモンズ専務理事の松野玲さん、バグコーポレーション代表取締役山口哲一さん、SYNC NETWORK JAPAN プロデューサーの水野将伍さん。そして東急不動産田中敦典さん、iU中村伊知哉学長、CiP菊池尚人専務理事。豪華過ぎますね。
動画の公開を予定していますので詳細はそちらで・・・と思いますが、
皆様の議論の結論としては、他の分野と同様、リアルとバーチャル、デジタルとアナログのハイブリッドの設計が重要ということですね。
自粛要請が解除されたものの、新たに作成された感染予防ガイドラインに基づき3密を回避すると、ライブの醍醐味の多くが封じられるわけですから、まずは新しいライブの魅力創出が不可避な気がします。
近藤さんがおっしゃっていたライブハウス同士及び周辺店舗など地域の連携を深め、街との一体感を高めるというのは、新たな楽しみ方の1つになりそう!
稲井さん提案のミニ音楽特区を複数つくる提案をCT@竹芝で実現したいですね。生演奏溢れる街をつくるためには各種規制の取っ払いも必要だが、それ以上にそれを許容する雰囲気が重要という指摘。
近隣からの苦情により盆踊りもヘッドホンをつけて無音で踊っていると言いますから、たしかに地域から受容されるかどうかの方がハードルが高いのかもしれません。
そして、デジタル/オンラインでの「ライブを超える表現」by松野さん、「オンラインでしかできない体験」by山口さん の追求の話。東大・理研の中川裕志先生からも複数ビデオカメラによる有料ライブ配信、AIを活用した複数ライブ合成等の新規コンテンツ生成の指摘がありました。スポーツも8Kでの中継により新たなチケット収入が得られるようになっているそうですが音楽ではどうなのでしょうか。
山口さんの話だと、日本の音楽業界は世界で一番IT化が遅れているそうなので、これからの伸びしろが大きいのかもしれません。
音楽業界のことは全くもって詳しくないのでどの話も新鮮で興味深かったです。