超教育協会

2020.10.26
【開催報告】「ブロックチェーンで実現する学習歴評価の仕組み。今後の課題と金融サービスへの接続」

超教育オンラインランチシンポ「ブロックチェーン×教育」編に登壇して頂いたのはtechtecの田上代表。テーマは「ブロックチェーンの活用で、学歴社会から学習歴社会へ」。

学位や証明書をブロックチェーンで管理する取り組みは特に海外で多数登場しているものの学習履歴すべてを管理する取り組みはまだない。そこにチャレンジしているのがtechtecが提供するeラーニングサービス「PoL」です。学習プロセスがブロックチェーンに記録され、学習すればするほどトークンがもらえます。いまは定量化された指標で評価されがちですが、プロセス評価を導入することで、掃除を一生懸命やる、地域のボランティア活動に参加するなど、学習以外の行動に対してもトークンを発行し、評価できるようになる。

単に証明書を発行するだけではなく、学習履歴をそのままスコア(ラーニングスコア)として活用することで、信用スコアと並ぶ新たな指標としての活用も想定してるとのこと。具体的にはラーニングスコアを金融サービス(DeFi)と接続させることで、学習するほど金融サービスが受けやすくなる仕組み。

今後は学位で評価されるのではなく、学習歴で評価される社会になると田上さん。しかし、教育データのデジタル化をどう推進するか、学習歴による評価が活かされる場面をどう増やしていくかなど課題も多い。教育現場と連携してさらなる展開を仕掛けていきたいとのこと。

今後いろいろとご一緒しましょう〜(*^^*)