CANVAS

2019.03.31
CANVASのこれから

CANVASは次のフェーズにシフトしたく思います。
2002年にデジタル時代の子どもたちの創造力・表現力を育む活動を推進したいと考えCANVASを設立し16年。
ワークショップは至る所で開催されるようになり、
デジタル教科書等に関する法制度の整備、プログラミング教育の必修化、さらにはそれらを含む教育情報化推進法の整備が進みつつあります。
国内外の調査を踏まえて2005年にCANVAS活動方針をつくった際に、
それを推進した暁には「デジタル技術こども利用促進法」が策定されると書いていました。
今回の教育情報化推進法はそれに準ずるものだと考えています。
活動を開始した2002年とは随分と状況が変わりました。
設立時、学校の壁が高く学校外の活動からスタートしました。
しかし学校への導入は悲願。
それをめざしCANVAS設立から8年後の2010年にはデジタル教科書教材協議会(DiTT)を設立。
前述の通り、制度改正も進みいよいよ学校への導入が始まろうとしています。
しかし社会の進歩は更に速く、今は学校内外の枠を超える学びを構築する必要がある。
そう考え、DiTT立ち上げから更に8年後となる2018年に超教育協会をスタートさせました。
DiTT は解散して超教育に一本化します。学校の枠を超えた学びを構築する。そう考えるとCANVAS もそこに合流するのも良いのかもと考えました。
しかし、この16年の間にCANVASは大切なコミュニティを構築してきました。
そこで、連携しながらも独立団体として存続しようと思います。
ここ数年は特定非営利活動法人としてワークショップ等の収益事業比率が上昇していました。
その一方で、結局のところCANVAS がいつも大事にしてきたのは場づくり、プラットフォームづくりでした。
そこで、これからは特定非営利活動法人CANVASは初心に帰り、プラットフォームに特化した活動に注力したいと思います。
そして、これまで築いてきた収益事業は切り出し、社会に大きく還元するために、吉本興業の知見と実績を積極的に活用することとしたいと思います。
吉本興業の大﨑 社長とは何度もお話をしましたが
「吉本興業は今後、教育企業になる」とおっしゃっていて、日本の教育コンテンツをアジアに展開していく予定です。
教育に対する想いの強さに感銘を受け、創造力や表現力を軸とするその教育の方向性に共感しました。
また「吉本興業はNPOで良かった」とメディアでのインタビューで答えていらっしゃるように、
6000人の芸人を活かした地方創生や海外展開、SDGsへの取組など社会活動に対する関心が高く、
組織運営の方法もCANVASと親和性があると考え、
吉本興業の出資を得て株式会社CANVASを設立して、これまでの知見を社会還元していきたいと思います。
また、教育情報化については超教育協会を中心とした産官学の枠組みのもとで強力に推進し、日本と世界でLearnig of Tomorrowを実現したいと思います。
引き続きNPO法人CANVASと株式会社CANVASをよろしくお願いいたします!
また新生法人でも改めてご一緒したくご関心がありましたら連絡ください!

*CANVASのメールマガジンでも今後の方針について報告しました。
http://ur0.biz/9lWN

*これまで編

http://canvas.ws/nanako/?p=17011
https://drive.google.com/file/d/13w6b7eOvj6BbhqFLUqT2SWA0s60XlX5h/view?fbclid=IwAR1d1LtsCAon5DTcX-DGUbO_7ZZBZT4UnTebYH5fzjwnPBuXptw1Nm-DE0I