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2020.12.21
企画展「コロナ禍のクリエーション」

NHKプラスクロスSHIBUYAで開催されているWhateverさんプロデュースの企画展「コロナ禍のクリエーション」を訪問したので、今日の本年最後のNHK中央放送番組審議会にて取り上げました。それとガンダムも!

「テクネ 映像の教室」とも連動しつつ展開している「コロナ禍のクリエーション」は、日常生活に制約がある中でも、様々な表現を生み出し続ける人間のクリエイティビティに焦点を当てた展示。

全員遠隔地にいながら制作した演劇・ドラマ・アニメ、バーチャルで開催した自転車レースや音楽ライブやロボコン、仮想空間の街「バーチャル渋谷」など、コロナ禍でリモート制作された様々なコンテンツやバーチャルイベント、もしくはオンラインで世界中が繋がりながら取り組んだリモート生活を楽しむ各種チャレンジが展示されています。

14世紀ペストのあとにルネサンスが生まれたと言われますが、コロナがどんな新しい文化を生み出すのか。

NHKには「創造」のチャレンジとともにその「記録」を残す役割も期待したく、その点においてもとても良い展示でした。

*岡崎体育さん大好きなのでその写真もつけてみたけど、もっとよい瞬間が撮れたのではないかと・・・申し訳ない!

実物大の動くガンダムは、純粋にスゴイの一言に尽きます。

科学技術はこうやって発展するのだなという夢を見せてもらったし、日本が世界に誇る技術者たちをここまで熱狂させるコンテンツの力にも改めて驚かされました。

山下ふ頭近郊でパーツが発見され、エンジニアが結集して再構築したというストーリーを設定しているのも良い(*^^*)

富野監督が「こんなバカバカしい遊びができる平和な日本はとてもすてきな国」とおっしゃっていましたが、それが日本の強み。

ポップカルチャーと技術。日本が持つその2つの力の結晶ですよね。

ポップカルチャー=頭で想像したもの、をテクノロジーで創造する。Imagine and Realize。私のあこがれ。

現代版大仏のようにコロナ禍だからこそ余計に世界に明るい光をもたらすその瞬間をNHKが生中継してくれたことに感謝。

しかし、これを実装しようとすると、日本にはさまざまな規制があるんだそうです。等身大ガンダムは重機に当たるので、方向指示器などをつけないと歩けない。飛ぶとなると途方もない規制緩和が必要らしい。せっかくの力が活かしにくいですよね。

文化と技術、さらに社会、といった掘り下げ方ができるテーマ。

続きを期待します。