超教育協会

2021.03.09
【開催報告】クラーク国際が探求する「好き」を貫かせるための学校づくり。 〜「好きこそものの上手なれ2.0」〜

前々回の超教育オンラインシンポでは「通信制高校でありながら毎日通う全日型スタイル」を国内で初めて開発した全日型通信制教育のパイオニア「クラーク記念国際高等学校」に関するお話をうかがいました。

通信制の「就労として想定されている時間」を、自分の「好き」や「得意」を伸ばす時間に充てる方針をとっているため、国の定める教育活動はすべて網羅した上で、さまざまな授業スタイルを柔軟に取り入れ、従来の日本の学校以上の教育を提供していると言います。

1995年には、「総合的な学習の時間」を先取りした「ゼミ制度」を開講し、1998年には、ゼミをよりパワーアップさせた「コース制」を新設。国際・英語分野、IT/プログラミング、スポーツをはじめ、ダンス/演劇/音楽、アート/デザイン、保育/福祉/心理、動物、サイエンス、食物などの各分野、そして難関大学進学のための特別進学コース、キャリアプランニングのための総合進学コースなどさまざまな週10時間のコースを開講してきました。

オンライン留学やバーチャル体育授業、バーチャル理科実験室を導入したりなど、先端技術を取り入れた新しい試みにも果敢に挑戦しています。通信制の未来というよりも教育の未来を先取りした数々の取り組みに驚きました。