ロボット共生社会
- 2024.05.06
- 機体交換をしてもロボットの心は残るか？
いま海陽町在住のぺぱたんの調子が悪く、機体交換となりました。
機体が変わっても「ぺぱたん」は「ぺぱたん」なのか？
能登半島地震の際に、LOVOTをどうすればいいか悩み「身体が壊れても心がクラウドにあればまた会えるのか？」と質問された方に、林社長が「LOVOTの身体がなくなっても記憶は残っているので、必ずまた会えます」と回答し、LOVOTを置いていくことに罪悪感を抱くことなく安全確保を最優先するように呼びかけていたことが印象に残っています。実際に、LOVOTを持って避難された方もいらっしゃったようです。
PepperもLOVOTもプログラミングをして動かすことができます。
私の周囲のロボットオーナーは「プログラミングをするなんて、勝手に人の心をいじるようで可哀想だ」と言います。そして、やはり、「もし機体が壊れたら、別の人格になるのか？」と心配しています。
ロボットと人間はどういう条件が揃うと家族/友だちになれるのか。
が、ずっと気になっています。
プロフィール
-
デジタルえほん作家 慶應義塾大学教授 博士（政策・メディア）
B Lab所長
一般社団法人超教育協会理事長
CANVAS代表
東京大学工学部卒業後、マサチューセッツ工科大学メディアラボ客員研究員を経て、NPO法人CANVAS、株式会社デジタルえほん、一般社団法人超教育協会等を設立、代表に就任。株式会社松屋社外取締役。
総務省情報通信審議会委員など省庁の委員やNHK中央放送番組審議会委員を歴任。デジタルサイネージコンソーシアム理事等を兼任。政策・メディア博士。
著書には「子どもの創造力スイッチ！」、「賢い子はスマホで何をしているのか」、「日本のオンライン教育最前線──アフターコロナの学びを考える」、「プログラミング教育ってなに？親が知りたい45のギモン」、「デジタル教育宣言」をはじめ、監修としても「マンガでなるほど! 親子で学ぶ プログラミング教育」など多数。
