デジタルえほん
- 2025.04.15
- 榊原洋一先生、ありがとうございました。
榊原洋一先生のご逝去の報に接し、深い悲しみに包まれています。
榊原先生との出会いは、「子ども学」を提唱された東京大学名誉教授/国立小児病院名誉院長の小林登先生からのご紹介でした。デジタルえほんをはじめとした、デジタル×幼児の活動を進めていく中で、小林先生は「なんでもお手伝いするので、いつでも連絡ください」とおっしゃってくださり、デジタルえほんアワードの審査員をはじめ、多岐にわたる活動で力強いご支援とご指導をいただきました。
小林先生が現役から退かれる際、「あなたの活動には医療分野で後押ししてくれる存在が絶対に必要だから、ぜひ紹介したい先生がいる」とご縁をつないでくださったのが榊原先生でした。「榊原先生であれば、必ず応援してくれます」と。
そのお言葉のとおり、榊原洋一先生はどんな相談にも常に真摯に、そして温かく対応してくださり、活動の節目節目で大きな支えとなってくださいました。
榊原先生は、子どもの発達障害の研究と支援の分野における第一人者であり、多くのご著書や活動を通じて、社会の理解を深めることに尽力されてこられました。発達に特性を持つ子どもたちとその家族にとって、どれだけ心強い存在であったことでしょう。
私もニューロダイバーシティプロジェクトの相談をしていましたし、まだまだたくさんご一緒したいことがありました。5ヶ月前にお会いした際にはお元気だったのに。。
私には直接おっしゃってくださることはなかったのですが、「榊原先生が“世界で一番僕が石戸さんのファンだと思います”とよく言っているよ」と、まわりの方から伺ったときは、あまりに光栄で胸がいっぱいになりました。
その温かさと大きなお力を、これからも私たちは忘れません。 榊原先生、本当にありがとうございました。 どうか安らかにお眠りください。