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2025.10.12
大阪万博:大阪ヘルスケアパビリオン

ラスト万博は大阪ヘルスケアパビリオンへ。

ヘルスケアを主軸に据えながらも、都市・暮らし・教育・技術といったテーマを複合的につなぐ設計がなされており、多様な未来像が交錯する空間でした。

体験を進めていくと、思わず足を止める展示が!なんと、ノーベル賞・北川進先生の多孔性金属錯体が展示されているではありませんか。華やかな未来の映像展示の前に人だかりができるなか、この展示はひっそりと置かれており、見ている人も誰もおらず、危うく見過ごすところでした。思わずスタッフの方に「これってノーベル賞の研究ですよね?」と確認してしまったほど。もっと大々的に紹介すればいいのに!

今回ご招待いただいた東京書籍の展示コンセプトは「Own Education, Own Life」。

未来の学びに求められるエッセンスが没入的に体験できる構成で、時間や空間を自由に行き来する演出は、学びを学校という枠に閉じず、拡張されたものとして感じさせてくれました。

展示全体としても、健康・都市・暮らしといったテーマの中に「学び」が自然に位置づけられ、教育が孤立したものではなく、未来社会の重要な構成要素として描かれていた点が印象的でした。

万博全体をすべて見たわけではありませんが、これまで技術・エネルギー・都市・健康・環境・食・文化といったテーマの展示には数多く出会った一方で、未来の教育や学びを主題とした展示にはなかなか巡り合えませんでした。その中で、東京書籍さんが先端技術を活用し、教育の未来をヘルスケアパビリオンの中で提示してくださったことがとても意義深く、心に残りました。

ちなみに入口で体験した「カラダ測定」は、実年齢より10歳以上若い結果だった!嬉しい!

ありがとう、万博!