その他
- 2018.06.09
- 特別展人体 神秘への挑戦@国立科学博物館
特別展人体 神秘への挑戦@国立科学博物館。
体内の臓器はまるでインターネットのようにお互いに情報を交換しあっている!
これまで学んできた「脳が司令塔」というのは一体・・・・
まさに今日の常識は明日の非常識?
人体展は来週まで!
NHKつながりで、前回の中央番組審議会のメモも。
前回の課題番組は「世界へ発信!SNS英語術」。
世界で話題となっているトレンドや社会現象を取り上げ、英語で学びつつ、SNSで発信する方法を学ぶというもの。英語とITと時事問題をまとめて学んでしまおという欲張りな番組です。初回のテーマは「NeverAgain」。フロリダで発生した高校生銃乱射事件を受け、1人の高校生が銃規制を求めたツイッターでの発信が世界に広がりました。この事例におけるオバマ大統領はじめ有名人のSNS発信を題材に英語を学び、ハッシュタグをつけて発信してみる。
番組審議会では、背景事情を解説せずに政治ネタを取り上げることに対する懸念を指摘する意見も多数みられましたが、私は素晴らしい番組だと感じました。
限られた時間の中で、テレビが全ての情報を伝達できるわけではありません。ましてやこれは英語学習番組。このような学習番組において、テレビに期待する役割として学びの動機づけがあると考えています。その点においてこの番組はとても優れていたのではないか。
高校生の一つの発信が、社会を、世界を動かす。
言葉の持つ力と、それを拡張するITの力をリアルに感じることができ、それが英語・IT・社会を学ぶモチベーションに繋がるのではないか。
世の中にはまだ多数の社会課題があり、それに対する多様な見方や考え方があることを知るきっかけを提示してくれればよいのではないでしょうか。せっかくITを活用した学習の方法を提示しているわけなので、番組内で全てを解説してもらわなくとも、その後、ネットを駆使して自ら学びを深めれば良いのです。
この番組の良いところは、受け身の学習で終わらずに、自分の意見を持ち、発信することを促しているところ。そのような社会との主体的な関わり方が、社会を変革する可能性を秘めていることを、番組を通じて実感し、行動にうつす人が増えるならばこの番組は大きな価値をもつのではないかと今後に期待しています。
ちなみに、ウェブでは番組で学んだ文章を、スピードを変えて聞くことができたり、キーワードやボキャブラリーを学べたり、学んだことを確認する問題が用意されていたり、さらには学習履歴が残せるようになっていたり。ウェブとテレビの連動で教材としての価値も高まっています。
選択番組で私が選んだのはGWに放送されていた「香川照之の昆虫すごいぜ!」。
役者としては評価も定着し、インテリの名俳優がすべてかなぐりすてて、全身で昆虫への愛と情熱を表現する。熱量が画面から伝わるすごい番組です。
大人がかっこつけずにどろんこになって、本当にやりたかったことはこれだ!と夢中になって好きなことを本気で追い求めてる姿、その一途さに世代を越えて引き込まれる。香川さんは本能で生きる昆虫から人間が生き方を学ぶといっていますが、そんなカマキリ香川さんからまっすぐな生き方を学びました(*^^*)
NHK for Schoolの一部に組み込まれているウェブコンテンツ「ものすごい図鑑」との連動も良い。360度画像や関連動画をもいることができ詳細を調べられる。
放送を見て惹き込まれ、タブレットで深掘りして調べ、そのタブレットをもって実際に昆虫観察にでかけていく。そんな行動を促す魅力がこの番組にはあるのです。