デジタルえほん

2020.08.01
角川武蔵野ミュージアムオープン

角川武蔵野ミュージアムオープンのテープカットに参加してきました。角川歴彦会長、川上量生さん、館長の松岡正剛さん、隈研吾さん、荒俣宏さん、西畠清順さん、文化庁宮田長官等と。

ミュージアムを前にしての感想は、圧巻としか表現のしようがありません。自然と建造物が一体化している。新しいのに歴史を感じる。神聖なものを前に背筋が伸びるような、そんな不思議な感覚に陥りました。こんなミュージアムはみたことがありません。隈さんに「隈建築っぽくない!」と申し上げたところ、「でしょ?ようやくここに辿り着けたんだよ。」とおっしゃっていました。

外観で驚き、中に入ってもう一度圧倒されます。知の探求に誘う本棚は、いかにその探求が心躍る瞬間かを視覚的に示してくれます。リアルとバーチャルを織り交ぜた美術館であり博物館であり図書館である空間が広がります。松岡さんと荒俣さんの一致した意見は、「生命から宇宙まで、つまりバクテリアからブラックホールまで取り扱わないといけない」、「マンガ、ライトノーベル、ものまね、まがい物。いままでミュージアムに登場しなかった文化まで含めなければならない」という2点だったそう。これまで、口頭で、もしくは企画書をみながら、さらには模型をみながら、角川さんからこの構想について何度もお話を伺いました。そのたびに、遊び心溢れるお茶目な表情をされるのが印象的でした。このミュージアムを前に、その笑顔の真意を心から理解することができました。

角川ワールドの誕生、おめでとうございます!世界中の人を魅了する場となり、日本の素晴らしい文化がここ所沢から世界に発信されることを期待しています。