超教育協会

2020.11.19
【開催報告】「ブロックチェーンの全体像と教育への応用」

本日の超教育オンラインシンポは、超教育ブロックチェーンWGメンバーでもあるStake Technologiesの渡辺創太さんより「Ecucation×Blockchain」についてお話を伺いました。

創太さんは、昨夜シンガポールに到着。そのまま連れて行かれた2週間の隔離用ホテルよりオンライン登壇いただきました。

「ブロックチェーンは、法律や経済、そして人と人との協同のあり方すら変える可能性を持つ」。

新しい技術による社会変革の可能性にワクワクしている。ずっとそんな表情でお話されるんですよね、創太さん。

インターネットの世界ではデータに対するオーナーシップがない。しかし、ブロックチェーンを活用することで、データを本人が管理しつつ、成績や学歴等をプライバシーを保護しながら学校を超えて共有する仕組みをつくることができる。

それに当たり大事なのがDID(Decentralized Identity)。自分で自分のアドレスを管理し、そこに様々なデータを紐付ける。

今朝、ベトナムの文科省が、学生の学士卒業証明書をブロックチェーンを用いて発行する環境を2021年までに実装するという発表をしましたが、IDを活用したプラットフォームは国主導で構築してほしいと創太さん。

本日のオンラインシンポ参加者リストをみると、文部科学省、総務省、内閣官房の方もいらっしゃったのでコメント聞きたかったな(*^^*)

創太さんによると、ブロックチェーンの分野は、日本は世界から2-3周遅れているといいます。技術理解度、マーケット規模、制度整備すべてにおいて課題が多いと。

そこで、日本発世界で使われるパブリックブロックチェーンを作りたい!と本日もシンガポールにいらっしゃったわけです。

早いとこ実現をぜひ!