超教育協会

2021.02.04
【開催報告】「海外人材獲得に必須~学歴証明のデジタル化」

大学の卒業証明書などをデジタル化・オンライン化する学習歴証明書プラットフォーム構築に向けた国内初の実証実験をすると聞いて東洋大芦沢真五教授に超教育オンラインランチシンポでお話を伺いました。

証明書のやり取りをオンライン化できることで、卒業生向けのサービスや利便性の向上や、紙の証明書の事務処理コスト削減はもちろん、卒業生の海外赴任、海外での就・転職といった国際的な活躍の支援にもつながります。デジタル化推進にあたっては、「自律分散的デジタル化」というアプローチを採用。個人が持っている学修歴を適切に自己管理できるようにする「自己主権型アイデンティティ」を目指しているといいます。そしてきちんと「検証可能な資格」として国際通用性を持たせていくことで留学生など海外の高度人材獲得にもつなげていくという狙いも。

学修歴証明書のデジタル化は世界中で進んでいる一方で、今年7月の調査によるとOECD加盟国で証明書のデジタル化がされていない国は日本だけという状況だといいます。ここでも日本だけが・・・。
大学のデジタル化も急務ですね。