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2021.11.18
【報告】シンポジウム「技術が拓く、これからの文化体験」

シンポジウム「技術が拓く、これからの文化体験」のモデレーターをつとめました。

東京国立博物館、DNPミュージアムラボ、NTT ArtTechnologyが提供する新たな文化体験の共通点は、

デジタル技術により本物以上の鑑賞体験を提示するとともに、興味をもつ対象者や作品に接する場を拡張することで鑑賞者を広げるということ。

私たちも、2012年に東京国立博物館で開催されたボストン美術展にて、曾我蕭白氏の最高傑作とされる「雲龍図」をデジタル教材にする試みをしました。欧米と比較し、日本の美術館が教育普及事業が少ないことをテクノロジーの力でカバーしたい、デジタルの力で美術館の所蔵品を美術館の外に出して教材として活用したいと考えたからです。

当時は、色々と反対されたけれど、コロナでデジタルによる参加型鑑賞が広がりつつあると感じます。

さらに多様な事例が出てくることを期待します(*^^*)