KMD

2021.12.06
B Lab×NHK放送技術研究所

ちょうど1年前、NHK専務理事・技師長の児野さんから連絡を頂き、超教育等との連携方策について議論しました。想定していた時間を大幅に超えて、大いに盛り上がりました。といいますのも、ちょうど超研究所(名称はB Labに決定)立ち上げ準備中だったから。

無事に設立した今、具体化すべく放送技術研究所を訪問。所長・副所長含めて研究者の皆様と技術デモを体験しつつ、改めて議論しました。

災害現場の様子を伝えるため、同じ場所で撮影した復興前後の360度映像を切り替えて視聴するBefore/After VR。自宅の建替え・リフォーム、その他Before/Afterを比較したい場面はたくさんありそう!そういう映像を投稿するプラットフォームをつくって欲しい!

放送番組のデータはもちろん外部コンテンツのデータを連携させ、パーソナルデータストアを活用することで、個別最適化した学びを実現するプロジェクト。これは超教育協会データWGのチームにすぐに相談したい。そして実装したい!DNPが開発した、博物館作品のデータを連携させ、素材・用途・歴史など様々な軸で複数の作品同士の関連性を表示できる「みどころキューブ」などとも連携すると、これこそ未来の教科書!

人と一緒にテレビを視聴してくれるロボット。映像や音声から番組のキーワードを認識し、関連した発話をしてくれるので、ロボットとの会話を楽しめます。さらには、人と人との間の対話を深めることに寄与し、新しいテレビ視聴スタイルを提供してくれます。すぐに自宅に欲しい。低価格帯でのロボットを希望。1人1台ロボット@学校時代を実現したい!

離れた場にいる人と同じ空間で一緒にAR/VRコンテンツを体験できる空間共有コンテンツ視聴システム。椅子に座るだけで、遠隔にいる人が本当に真横に座っているように感じます。今回体験したのは土偶。土偶を超至近距離で、中に入り込んで、手にとって、臨場感溢れる体験。これも教育コンテンツとして興味深い!それにしても土偶の中は怖い!

放送と通信を融合させたサービスとして提示されたのは、テレビ画面で踊るダンサーがタブレットをかざすことで空間内に躍り出て、自由視点で楽しめるシステム。番組の世界を⾃由に歩き回れるかのような体験ができます。一緒に踊りたくなる!

これら技研の素晴らしい技術の活用方法を勝手にみんなで議論する場を設けたい!

というわけで、B Labと連携して上記すべて具体化すべく、引き続き対話を続けたいと思います^^

*最後に技研の歴史を表示したサイネージは、コロナでタッチできないため、足で踏む形式に変わったそうです(*^^*)