デジタルえほん

2015.04.12
ふねくんのたび展

2013年6月10日(月)から2013年10月11日(金)に開催。
いしかわこうじさんのえほん『ふねくんのたび』の世界を体験できる空間えほん展示です。Bigpadでオリジナルの“ふねくん”をつくるコンテンツや、“ふねくん”がこれから訪れる島を想像しながら図鑑をつくる参加型コンテンツ「みんなでつくるしまずかん」などデジタル・アナログどちらもで「ふねくんのたび」を楽しむことができます。

いしかわこうじさん著 絵本『ふねくんのたび』

 ふねくんのたびは、男の子の手紙をふねくんが届ける、ゆっくりゆっくりとした絵本です。空間では、『ふねくんのたび』の世界に一瞬で入り込んでほしいと考え、空間全体を空と海の世界観にしました。紙の絵本の世界を五感で感じることができます。

『ふねくんのたび』に登場する島やふねくん達の立体オブジェ。島や船のクッションを置いて、子どもたちが、その上に乗っかって、本物の海を航海する気持ちになれるように工夫しています。クッションも四角い立体ではなく、本物の島のような丸い形にしました。

こちらは「ふねくんのたび」シアター。敢えてインタラクションをいれずに、ゆっくりとゆっくりと動くムービーをつくりました。絵本ではページをめくるたびにふねくんが移動をして、島やほかの船に出会います。しかしこのふねくんシアターでは、全部をつなげて、ふねくんが旅をしている様子をリアルに体感できます。

こちらの大型ディスプレイ(BigPad)では、タブレットと連携して、自分だけのオリジナルのふねをつくって、おおきな海に浮かべられるようにしました。

たくさん船を作って浮かべているうちに、港はこんなにぎやかな風景に。

原作者のいしかわさんが、こどもたちに作り方を教えているひとこま。

<デイリーワークショップ>

01.ふねくんのせかいになかまいり!?じぶんのふねくんをつくろう
いろやかたちを組み合わせて自分だけの「ふねくん」をつくるワークショップ。

02.ふねくんとどこへ行く!?ふねくんのぱしゃぱしゃアニメ
うみ、しま、くもなどのパーツをならべて、さつえいして、オリジナルアニメーションをつくるワークショップ。

03.ふねくんの旅するしまは、どんなしま!?みんなでつくる「しまずかん」
ふねくんがおとずれるのは、どんなしまだろう。想像をふくらませて、しまをえがくワークショップ。

04.ふねくんはだれへの想いを運ぶ!?ふねくんはがきを送ろう
ふねくんフレームの写真をとって、ふねくんはがきにお手紙を書くことができます。

ワークショップ後は色鮮やかなみんなのつくったふねくんが港にたくさん浮かんでいました。

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■トークイベント

「デジタルえほんの未来について考える」と題したトークイベントでは「表現とメディア」をテーマに、本展示の原作「ふねくんのたび」の作者であるいしかわこうじさんを迎え、 大日本印刷hontoビジネス本部ビジネス開発ユニットの吉岡康明さま、デジタルえほんからは私とアートディレクターの季里とでトークセッションを行いました。本展示を通してさまざまなメディアを行き来した表現が生むわくわく感と、新しい表現としての“デジタルえほん”の可能性についてお話しいただきました。

■メディア掲載
絵本ナビさんにインタビューをして頂きました。
コミュニケーションプラザ ドットDNP デジタルえほんミュージアム
いしかわこうじさん「ふねくんのたび展」http://www.ehonnavi.net/specialcontents/contents.asp?id=71&pg=1

『ふねくんのたび』のせかいの中でこどもたちがのびのびとしている姿が印象的でした。