ミュージアム

2023.07.21
「子どもの視点カフェ」「キミのなりたいものっ展」

「子どもの視点カフェ」「キミのなりたいものっ展」という少々気になる2つのタイトルの展示が、同じ空間ITOCHU SDGs STUDIOにオープンしたというのでいってきました。

後者は、バービーデビュー65周年を迎えるにあたり、職業の多様性やバイアスを学び、自分の可能性となりたいものについて考えるきっかけを提供する企画展とのこと。

1959年にニューヨークで誕生したバービー人形。人間離れした不自然なスタイルが奇妙に見えて、幼少期も全く関心を持てず、とうとう1体も買うことはありませんでした。

しかし、どうやらバービーは女性の社会進出において大きな役割を果たしてきた存在のようです。

1962年女性が銀行口座開設すらできない時代に、女性代表として家を購入。1980年「私たち女の子はなんだってできる」広告キャンペーンもスタート。

1985年には見えない壁を突破すべく「CEOバービー」が登場。宇宙飛行士、医師、外交官、パイロット、大統領、動物学者、物理学者、音楽家、女優、オリンピック選手。250以上の仕事にチャレンジし、女性の職業選択の多様性を示し、女性のリーダーシップの象徴となり、女性の社会進出におけるロールモデルとなってきたのがバービー人形のようです。

そして、7種類の肌の色、22種類の目の色、3種類の体型。職業のみならず、人種や体型等の多様な美を示し、自己受容や多様性への理解を促す存在でもあったようです。具体的には、1980年にはブラックドールやヒスパニックドールがデビュー。2016年には新しい体型のバービーがTIME誌の表紙を飾りました。

「あなたは何にでもなれる」と子どもたちに無限の可能性を示し、自己実現と夢の追求を応援する存在だったからこそ、世界中で受け入れられたということなのですね。初めて理解しました。

さて、私も撮影するとバービーの顔が自分に切り替わる職業着せ替え体験展示で宇宙飛行士になってみた!

名前を押してつくる未来の名刺「なるかも名刺」で冒険家になってみた!

We girls can do anything!