プログラミング教育

2022.12.31
U-22プログラミング・コンテスト 審査員コメント

U-22プログラミング・コンテストについて、
審査員としてこれまで以下のコメントを寄せました。

■2022年度

プログラミング言語やゲーム制作環境といった表現のツールから開発した作品、
そのまま商品化できそうな完成度の高い、もしくは発想の源を知りたくなるよう
な独創性の高いゲーム、高度な技術を駆使した人の役に立つ便利ツール。みなさ
んの想像力と創造力から生み出される作品は多種多様で高レベル。審査は難儀で
す。
この舞台にたどり着くまでにきっとたくさんの障壁があったことでしょう。しか
し、それらを冷静な思考と強い想いですべて乗り越え、試行錯誤し続けたみなさ
んの情熱に心打たれ、未来に向けたエネルギー、希望を頂きました。だから、全
ての作品の最高得点をつけたい!感謝の気持ちを伝えたい!それが本音です。
技術的、社会的変化の岐路にたついま、新しい社会を、明るい未来を、皆さんが
作ってくれる。そう感じます。
これからも、広い世界に目を向け、自分の思いを大切に、作り続けてください。

■2021年度

必要は発明の母。今年の特徴として「自分が欲しいものを自ら開発した」作品が
多く見られました。不便な状況に甘んじることなく改善する方法を考える。

それを実に軽やかに、そして楽しそうに実行してみせる。
自分にとって心地よい環境を自由自在に構築しているみなさんは、どこまででも
羽ばたいていけるように感じました。
このチャレンジの先に大きなイノベーションが待っている。そう確信しました。

■2020年度

今年は初のオンライン最終審審査・授賞式となりました。コロナ禍での開発・発
表は、様々な困難や苦難があったことと想像します。しかし、むしろ学校休校に
より突如生まれた時間をうまく活用して自分自身のテーマを深く探求する姿勢、
創造・表現行為を通じて日常を楽しむ様子に逞しさを感じました。さらには、
「3密チェッカー」をはじめ自分たちが暮らす社会を自らの手でより良くしよう
とする意思や実際にアイデアを考え実装する実行力に驚かされました。アフター
コロナのニューノーマルを構築していくのはみなさんです。期待しています。

■2019年度

あまりのレベルの高さに圧倒されました。思わず審査を忘れて聞き入ってしまっ
たほど。
今年の特徴は経済産業大臣賞が4人とも個人応募であったことでしょう。突き抜
けた「個」の才能のパワーを実感しました。そしてその「才能」とは「没頭する
力」ではないでしょうか。全てのプレゼンから、この舞台に到達するまでに乗り
越えた数々の障壁と、情熱を注ぎ続けた試行錯誤の軌跡を垣間見ました。
強い「個」がぶつかりあって化学反応を起こした「集団」はもっと強いはず。次
回はそんなチームの出現を期待しています。

■2018年度

過去最高の作品数。
今年も多様で魅力的な多くの作品、そして作者との出会いがあり、大いに刺激を
受けました。
受賞者に共通していたことは高い「情熱」です。
なぜこれをつくりたいのか。どうすればより便利になるのか。多くの人を魅了す
るにはどう改善すればいいのか。アツい想いと冷静な思考を行き来し、

試行錯誤を繰り返しながら生み出された作品には心を打たれました。
今年の特徴は小学生が二人も経済産業大臣賞に輝いたことです。
すべての人が、アイデアをカタチにする手段を手に入れられるようになりました。
だからこそますます「何を創造するか」の中身が問われ時代になっています。
ぜひこれからも自分の「想い」を大切に作り続けてください。

■2017年度

あまりのレベルの高さに感銘を受け、真摯に取り組む姿に心打たれました。
課題を適切に見極める洞察力、独創性溢れる発想力、豊かなデザイン力と高度な技術力、

そして共感を得るプレゼン力。すべてにおいて群を抜いていました。
もう1点驚いたことが、多くの受賞者が「独学」だと回答されていたことです。
いまだかつて誰も経験をしたことがない程目まぐるしく変化する時代を生き抜く
のに必要な力は「学び続ける力」です。
その力をすでに手に入れたみなさんがこれからどのような未来社会を築いていく
のか楽しみです。