デジタル教科書

2014.07.01
【メルマガ】デジタル教科書教材協議会ニュース 54号発行

◆◇ デジタル教科書教材協議会 ニュース ◇◆ vol.054

ゲリラ豪雨や雷、大粒の雹など予測不能な天気に悩まされる日が
多くなりました。
日本の夏の変化に戸惑いを感じております。

先日のシンポジウムにはたくさんの方にご来場いただきまして、
誠に有難うございました。

今回もDiTTの活動のご報告とともに、
デジタル教科書教材に関する最新の情報をお届けいたします。

デジタル教科書教材協議会 事務局

目次 ——————————————————
・トピックス
・活動報告(勉強会)
・メディア掲載情報
・デジタル教科書教材関連情報
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     トピックス
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先月26日開催の「何がいけなかったの?
フューチャー&学び」のシンポは満員の
会場と来場者1.8万人のニコ生中継など
大変な盛り上がりとなりました。

次回は9月3日13時半より於)東大福武ホール
反転授業をテーマにシンポを開催いたします。
*詳細は後日Webにて(http://ditt.jp/)

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     活動報告
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≪勉強会≫
6月9日(月)に第47回勉強会を開催しました。

ゲストプレゼンテーション

■セイコーエプソン株式会社 VP事業戦略推進室
部長 内藤 恵二郎 氏
「教育市場におけるインタラクティブプロジェクターの活用事例」

■株式会社日本総合研究所 戦略コンサルティング部
 融合戦略クラスター長 東 博暢 氏
「新たな教育情報化のCONTEXTについて」 ~EdTEch・プログラミング教育の幕開け~
 ★ゲスト講演 南相馬ITコンソーシアム 但野 謙介 氏
「被災地における新たな産業創出について」

※下記URLにて勉強会レポートをご覧いただけます。
http://ditt.jp/report/

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≪勉強会概要≫

今回は(株)日本総合研究所の東氏に「新たな教育情報化のCONTEXTについて
~EdTEch・プログラミング教育の幕開け~」、ゲストで南相馬ITコンソーシアム
の但野氏に「被災地における新たな産業創出について」というテーマでご講演
頂きました。

東氏は、まず100年前から現在に至るまでのIT業界をめぐるデバイスの変遷
をたどりながら、変革のスピード感をつかむという観点で講演を始めました。
Wearable元年の今年から新しいデバイスが増えることが想定されるが、5年後の
オリンピックまでに国際競争力を考えると大変重要となり、教育業界においても、
世界中で新しいサービスが参入してきているが、代表的なものにKHAN ACADEMYや
MOOCs、Code.orgなどがあげられる。
EdTechは、日本でも盛り上がりを見せており、JMOOCも立ち上がり、また教育系
スタートアップによるアプリサービスも続々と登場している。
プログラミング教育においても、アメリカ、イギリス、シンガポールなど世界中
で盛り上がりを見せているが、日本でも近年プログラミング教育の重要性が取り上
げられるようになった。

続いて但野氏に被災地の新たな取組みについてご紹介頂きました。
南相馬市は震災前人口7万人、4人に1人が高齢者という環境にあった。
震災により約1000人の方がなくなり、人口も現在では約5万人弱(うち1.5万人
は仮設住宅)で、避難した若者の多くは帰還の意欲を奪われつつあるという現状にある。
その現状に直面し、地域の復興産業を担う人材の育成が急務であると考え、被災地に
産業や雇用を生み出すことを目的に「南相馬ITコンソーシアム」を立ち上げた。
技術者はゼロ、Macすら触ったことのないメンバーが集まってのスタートだったが、
2ヶ月間のプログラミング教育を受け、iphoneアプリを作成するまでになった。
これまでに開発したアプリは30本、複数の有料アプリも制作している。
昨年は小学生向けにプログラミングワークショップを開催するなど、次世代の育成も取り
組み始めている。
インプットしてアウトプットで何かに役立つ、誰かを助けるという作業が将来、いろんな
逆境に直面した時に子ども達がそれを克服する、乗り越えていくというきっかけになれば
と考えており、私たちが今やるべきことは、子ども達がいろんなことにチャレンジできる
土台・環境を整えていくことであると考えている。

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  メディア掲載情報
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■信濃毎日新聞
教育の情報化の最新動向を報告
http://ditt.jp/office/140617_shinanomainichi.pdf

■中日新聞
ICT教育事例紹介~長野で教員ら向けシンポ~
http://ditt.jp/office/140617_chunichishinbun.pdf

http://ditt.jp/media/

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 デジタル教科書教材関連情報
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2014年6月2日
新教育委員会制度で教育改革
http://www.kknews.co.jp/maruti/news/2014/0602_4a2.html

2014年6月2日
反転授業“使いどころ”適切に判断を
http://www.kknews.co.jp/maruti/news/2014/0602_9a.html

2014年6月5日
文科省「ICTを活用した教育の推進に資する実証事業」に23校・9地域が決定
http://resemom.jp/article/2014/06/05/18828.html

2014年6月13日
淡路市教委/教員1人1台タブレット 転勤しても使える導入法
http://ict-enews.net/2014/06/13awaji/

2014年6月20日
立命館小、児童によるタブレットPCを用いたプレゼンテーション大会を実施
http://resemom.jp/article/2014/06/20/19069.html

2014年6月25日
・佐賀県武雄市、小学1年生向けにプログラミング授業…産官学連携の実証研究
http://resemom.jp/article/2014/06/25/19128.html

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デジタル教科書教材協議会は会員を募集しています。
幹事会員及び一般会員は、DiTTが主催する勉強会および
委員会へのご参加ができます。

加えて、デジタル教科書教材に関する情報提供や、
懇親会など会員様間の情報交換の場の
ご用意なども行なっております。
詳しくは下記ページをご覧ください!
URL:http://ditt.jp/join

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◆◇ DiTT NEWS ◇◆ vol.0054
発行元:デジタル教科書教材協議会
発行日:2014年7月1日
発行責任者:石戸奈々子
編集者:内山あさか
URL:http://ditt.jp/
e-mail:ditt@ditt.jp
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